悪いことばかりではありませんよ!
前回エキストラのデメリットをお伝えしました。
そういうエキストラにも
やってよかったと思える瞬間があります。
●夢や希望をプレゼントする仕事に参加できる
ドラマというものは人々に夢や希望をプレゼントする仕事だと思います。
つらい毎日や失敗で落ち込んだときに、
腹の底から笑って解消したり、癒されたり
勇気づけられたり
そんな制作の現場に参加して一端を担えるのは
大きなやりがいを感じます。
●ドラマという芸術作品の中に残る
作品は残ります。その中で永久に存在するのです。
●有名な俳優を間近に見ることができる
ドラマの主役に選ばれる俳優は一見の価値があります。
若く、輝いている美男美女です。見ていると本当に元気が出ます。
●行ったことのないところへ行ける
ロケのために、見知らぬ土地に行かされますが、
どこの土地にも新しい発見があります。
●様々な職業の疑似体験ができる
役の上ですが、様々な職業や人間を演じる必要があります。
そのためには、いろいろな職業に興味を持って観察する必要があります。
●忘れられないシーンに出会える
ドラマの1シーンは一つひとつに意味があります。
人生の様々なドラマを切り取って表現をしたものです。
●家族との会話が増える
たった1ショットでもテレビに出られると、話題になります。
途絶えていた家族との会話が増えますよ!
●私服が増える
衣装のバリエーションを増やすことが楽しみになります。
制約の中でコーディネートを考えるようになります。
ポケットチーフ一枚でも、華やかな雰囲気をつくれます。
●身だしなみに気を付けるようになる
老人は人と会う機会がなくなります。
すると身だしなみに無頓着になりがちです。
髪やヒゲやツメ、果ては鼻毛まで
伸び放題でも誰も気にしません。
でも、夢や希望をプレゼントする仕事に就くためには
自覚が生まれてきます。
●世の中の様々な知識が増える
撮影現場には様々なノウハウや聞きなれない業界用語があります。
知っていると、ちょっと面白いかもしれません。
●いろいろな人と話ができる
撮影の合間には、エキストラ同士で雑談をします。
いろんな事務所から様々な経歴の人が来て話が聞けます。
エキストラは長時間我慢する仕事なので、
性格的に温厚な人が多いです。
お互いに楽しいおしゃべりで待ち時間を過ごします。
●「つながり」のうれしさ
「ご近所の人」や「職場の同僚」などのエキストラで出演すると
ドラマの一貫性を維持するために、
もう一度同じ設定で出演してくれませんか?
と依頼が来ることがたまにあります。
これを「つながり出演」(つながり)といいます。
「つながり」の場合は応募や選考がなく
ご指名で出演依頼が来るので、最高にうれしいです。
指名されるということは、
たとえ何であっても一番のヤリガイですよね。
※あくまでも個人的な感想です。