生きがい

「そば打ち」のススメ

そば打ちは面白い!

小学生の理科の実験を思い出して、
少しワクワクします。
「そば粉と水」
という何でもない材料を使って、
いつのまにか「そば」という
形あるものをつくりあげてゆきます。

最初は、ドロあそびの様で
次第に繊細で芸術的な作業になってゆきます。

コツやウンチクがあり、
非常に奥が深いです。

作り手の個性や、
感性といったものが仕上がりにでてきます。

ビギナーズ・ラックというか、
初めての人間でも、指導に従ってつくると
以外に美味しくできたりします。

ところが、自分の才能に感動して、
いざ、道具を買いそろえ
自分で再現しようとしても、
なかなか一筋縄ではいきません。

その日の気温や、湿度によって
大きな影響を受けるのです。
手打ちそば職人というのは、
つくづく大変な仕事だと思います。

昔、会社のレクでそば打ち体験をしたのですが、
これが思いのほか楽しくて
ついつい道具まで買ってしまいました。
つくるたびにいろいろな失敗を経験して
いつになっても一人前にはなれません。

しかしながら、努力すれば努力したなりの結果が出て
最後には食べる楽しみがあります。

途中には、家族や客人とのコミュニケーションもあります。
失敗しても、基本的に食べられないことはありません。
形はどうあれ、うまい「めんつゆ」さえあれば
どうにか食べられます。

道具や材料にこだわったとしても、
たかが知れていますので
家族のヒンシュクを買うこともまずありません。

そういう意味では、
かなり許容範囲の広い道楽であると思います。
皆様も、機会があったら、
ぜひ体験してみてください。
はまるかもしれませんよ!