慶応義塾大学教授 高橋俊介氏のことば
「やりたくないこと」を努力で「やりたいこと」に変えるのは、
自分自身に対する裏切りであり、初めから無理がある。
唯一、努力でなしうるのは、「やれそうにないこと」を
「やれること」に変えていくことである。
「やるべきでないこと」を「やるべきこと」に変えるのは不可能である。
それが「やるべきこと」であるかどうかは、論理的に結論づけられてしまうからだ。
“What”を構築する際に、「やりたいこと」を思いつく能力とは、
別の言葉でいえば“自分自身を幸せにする能力“である。
「やりたいこと」を思いついたのであれば、それが「やるべきこと」であるか
どうかを論理的にシミュレーションし、情熱と集中力で障害をひっくりかえして
最後には「やれること」に変えてゆく。
これが、組織の中で“幸せに成果を出し続ける能力”である。