国家予算の最大の課題は何だと思いますか?
これは、財務省のHPから持ってきた資料ですが、
国家予算を30年前と比較したときに、
公共事業や教育、防衛費は大して増えていません。
地方自治体への交付金もほとんど増えていません。
国債の発行費が増えているのは、増大した赤字を国債で賄っているためです。
つまり、増えているのは、唯一「社会保障費」だけなのです。
社会保障費は、30年間で3倍以上に増大しているのです。
これが、日本の国家予算の最大の問題です。
それでは、社会保障給付費の推移を見てください。
1970年からものすごい勢いで右肩上がりに増加していることがわかります。
この負担が、いかに大きな影響を与えているか理解できると思います。
この原因は、いったい何なのでしょうか?
その原因は、このグラフで明らかです。
国民1人当たり平均の医療費を、年齢階級別に示したものです。
どうですか?
人は、年を取ると、幾何級数的に医療費が増大していることが明白です。
つまり、世の中に高齢者が増えると、医療費が増大するのです。
しかも、徐々にではなく、びっくりするような速さで。