信州地方の方言と言われています。
信濃毎日新聞社が発行している
「長野県方言辞典」には、「ずく」とは
「精を出してする気力。
根気。やる気。活力。
こまめに動くこと。
熱心さ。
労をいとわずに働く生活態度、
性分、意欲、気力
などを総合した言葉。」
とあります。
「〇〇さんは、ずくがある」
と言えば、熱心で勤勉
とてもポジティブな人間が想像できます。
逆に
「お前はずくなしだ!」
と言われれば、
「役立たずの怠け者」
という咎めになります。
長野県人は、
子供のころから「ずくなし」
と言われないよう
自分にムチ打って生きてきた。
そんな言葉だと思います。
それが県民性にも
あらわれているのではないでしょうか?
そして長寿県にも影響している気がします。
「ずくなし」という方言は
反面教師として、
怠け心にムチを打つために
これからも大切にして行きたい言葉だと思います。