株で儲けることは困難です
以前、「株を買ってみませんか」と勧めました。
また、「株を買うときのルール」を具体的に書きました。
しかしながら、
実は、株を買って儲けることはとても困難です。
株式市場の参加者は
人より少しでも儲けようと目の色を変えて参加しています。
それで稼いでいるプロの方も多数いるのです。
時間も情報量も限られている普通の人では、
とても太刀打ちできません。
では、なぜ、勧めたのでしょう?
それは、株式市場に参加することによって
多くのことを学べるからです。
儲けるためではありません!
では、一般の人にとって、
投資というものにどう向き合ったらよいのでしょう?
人生100年時代に、財産をどのようにして守り
育てていけばよいのでしょうか?
私は、可能な限り手数料の安い
ETFを買うのがベストな選択肢だと思います。
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で
日本では「上場投信」と呼ばれています。
簡単に言って、
「株式市場そのものに連動した投資信託」
と考えていただければ結構です。
そのメリットは
① 手軽に分散投資ができる。
② 値動きが明快で分かりやすい
③ 換金性・流動性が高い
④ コストが安い
といったところですが、
何よりもコストが安いことが最大のメリットといえます。
人生100年時代は、長期にわたり財産を守り、
育てていかなければなりません。
そのためには、管理手数料、運用手数料などの
手数料をいかに低く抑えられるのかが最も重要です。
手数料によって結果が大きく変わるのです。
運用の成績は運や才能により波があるかもしれません。
でも、手数料は固定費です。確実に財産を減らす要素です。
いかに手数料を抑えるかが長期投資の鉄則です。
著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も
「10%の現金で米国短期債を買い、残る90%の現金でS&P500に連動する非常に低コストのインデックスファンドを買う」のが良いと思います。(私はバンガードのインデックスファンドを勧めます)。」
と述べています。
私も、まったく同意見です。