皆さんは「ナショナル・データ・ベース」をご存じですか?
皆さんが、医者にかかったときの治療履歴や薬剤履歴、
健診データなどがデータベース化されていることをご存じですか?
これは、「ナショナルデータベース」と呼ばれています。
厚生労働省がつくったデータベースです。
日本国民全員の情報が一元化されているのです。
すごいと思いませんか?
なぜ、こんなすごいデータベースがつくられたのか?
それは、「国家財政最大の課題」を解決するためです。
そう、「社会保障費」の問題です。
中でも「医療費」という、
毎年増え続けている莫大な支出に立ち向うためなのです。
もちろん、個人名の特定ができない形で提供されていますし、
医薬品の使用状況や、診療行為の動向、季節ごとの受診傾向など
医学的な分析を行うための、ビッグデータとしての活用が期待されているものです。
また、新たにマイナンバーと紐づけられましたので、
今までは、加入する健康保険が変わると途切れてしまっていた情報が
一生涯途切れることがなくなりました。
今後は、ものすごく貴重な医療情報のデータベースが
積みあがっていくことになるでしょう。
医療の適正化、効率化、安全確保に役立つことを
心から期待いたします。