生きがい

「墓を守る」ということ

結構ハードルが高いと思います。

墓は家の象徴です。
家を継ぐのは
男子がいなければ続きません。

少子化で
子供の数は限られます。
子供を授からない
可能性もあります。

子供を授かっても、
女の子では
一般的に
家を継ぐことはないでしょう。

墓も、
一定の確率で
途絶えてしまいます。

そう考えると、
もっと良い制度がないのだろうか
と思います。

人がなくなった後には、
通夜
葬儀
火葬
四十九日
新盆
一周忌
三回忌
など、
故人にまつわるイベントが
続きます。

これらのイベントは
故人を敬い
故人の思い出を
こころに刻むためにあるのでしょう。

人は二度死ぬといいます。
一度目は
文字通りの
物理的な死です。

そして、
その人のことを
誰も思い出すことがなくなったときに
人は、
二度目の、
そして本当の死を
迎えるのだといいます。

人生も
後半にさしかかると
二度目の死のことを考えます。

自分が死んだあとに
自分のことを
思い出して、
悲しんでくれる人がいるだろうか?

自分の人生は
誰かの役に立ったのだろうか?

死ぬときに
後悔しても遅すぎます。

だからこそ、
生きているうちに
「人の役に立つこと」を
積みあげてゆくのでしょう

今年の後半は、
ひとりの身近な親戚の
病から死に立ち会いました。

いろいろなドラマがありました。
そして、
人生と
死について、
深く考えさせられました。

今年も残り少なくなりました。
師走のあわただしい日々ですが
皆様もぜひ、
お体を大切に
お過ごしされますよう
お祈り申し上げます。